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2025/10/10シミ・そばかす・肝斑について
先生!シミ取りレーザーをしたらかえって濃くなってしまいました。どうしたらよいですか?
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①なぜシミ取り後に濃くなるの?

シミ取りをすると、一時的に色素沈着といって黒く見える時期があります。

例えばピコヤグレーザーピコスポットやルビーレーザーを使った場合、1週間ほどでかさぶたが取れます。
その直後の肌はとても弱っていて、2か月から3か月は色が沈着しやすい状態になります。

これは自然な経過なので、焦って再照射するとさらに悪化することがあります。
まずは慌てず、肌を休ませてあげることが大切です。

②色素沈着のケアに効果的な外用薬

濃くなった時は「そっとしておく」のが基本ですが、早く落ち着かせるなら美白剤の併用が効果的です。

中でもよく使うのがハイドロキノン。
これはメラニンを作る細胞そのものをブロックする働きがあり、1日2回、綿棒で薄く塗ります。

厚く塗ると赤みやかぶれが出るので注意しましょう。
指で塗ると、指先まで白くなってしまう可能性があるから綿棒で塗ります。使用の目安は3か月から半年。

特に効果が出やすいのは、色素沈着が起きてから1~3か月以内です。
ただし、赤みやヒリヒリが強い場合はアレルギー反応の可能性があるので中止してくださいね。

ハイドロキノンで物足りない場合はトレチノインを併用します。
トレチノインは“塗るピーリング”で、古い皮膚をはがして新しい肌に入れ替える働きがあります。

使い方は夜だけ1日1回。日中に塗ると紫外線で逆効果になるため注意が必要です。

基本はハイドロキノンですが、刺激で赤くなる方もいます。

そういう場合は、トラネキサム酸クリームなど弱めの美白剤を使うこともあります。
マイルドですが肌への負担が少なく、継続しやすいのが特徴です。
どの薬が合うかは肌質によって異なりますので、必ずドクターに確認してもらうのが安心です。

③治療中の注意点と生活習慣

美白剤を塗る時に気をつけることは、ハイドロキノンは温度変化に弱いので冷蔵庫で保管してください。
そして、必ず日焼け止めを併用しましょう。
塗った部分は紫外線の影響を受けやすくなっているからです。

どうしても日中の外出が多い方は夜だけの使用でも構いません。
ちなみに、ハイドロキノンを塗って1番効果ががあるのは、色素沈着になってから1か月3か月以内に塗布を始めることです。
また、3ヶ月から半年ぐらい使わないと効果が出ず、半年以上長く使っても効果は薄いとされています。

なので、ハイドロキノンを半年塗って、効果が見られない場合は、無理に使い続けず、ドクターに相談して別の方法を検討すると安心です。

④スポットのシミ取り後に色素沈着になった場合に、ほかにできることは・・・。

内服でもサポートできます。
ビタミンCやE、L-システイングルタチオンなどの内服は肌の代謝を助け、色素沈着の改善をサポートします。

そして一番大切なのは、色が濃く見えても焦って再度レーザーを当てないこと。
これは逆効果になりますから、外用薬や内服でサポートしながら、3か月ほど肌を落ち着かせることが理想です。

濃くなっても「失敗じゃない」って分かったら、正しくケアすれば徐々に明るくなります。
一緒に根気よく改善していきましょう。

■まとめ

色素沈着した際の大切なポイントは3つです。

まず、色素沈着は自然な経過なので焦らず3か月ほど様子を見ること。
再照射は逆効果になります。

次に、外用薬でのケア。
基本はハイドロキノンを綿棒で薄く1日2回。
必要ならトレチノインを夜だけ併用しましょう。
肌が敏感な方にはトラネキサム酸クリームなど弱めの美白剤を使うこともあります。

最後に、日焼け止めと保湿を徹底すること。
ビタミンCなどの内服を組み合わせると回復が早まります。
焦らずケアを続ければ色は落ち着きますから、安心してくださいね。

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